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お産の痛みについて
お産の3つのフェーズ
お産は、大きく3つのフェーズに分けられます。分娩の進行とともに、痛みの部位や強さが変化します。
分娩第I期
陣痛が始まってから、子宮の出口が完全に開くまでを言います。
陣痛の始まりとは、陣痛の間隔が10分ごと、または1時間に6回の規則的な陣痛が出てきた時を言います。
そして、子宮口が完全に開いた状態とは、赤ちゃんが子宮から出てくることができる大きさ、およそ10cm開いた状態をいいます。
◇序盤(陣痛の付き始め)
お腹の下のほうから腰にかけての比較的軽い痛み
「生理痛のような痛み」または「お腹をくだしているときのような痛み」
◇中盤(子宮の出口が半分くらい開くころ)
痛みは急に強くなり、痛みを感じる範囲も広がる
◇終盤(子宮の出口が全開大になるころ)
おへその下から腰全体、外陰部にかけて強い痛み
「腰がくだかれそうな痛み」
分娩第II期
完全に出口の開いた子宮から赤ちゃんが出てきて、生まれるまでを言います。
痛みのピークは生まれる間際です。
例えるのであれば、「すごく強い力で引っ張られる」、「焼けつくような痛み」です。
外陰部から肛門の周りが特に強いと言われています。
分娩は、「赤ちゃんが生まれたら終了」ではありません。生まれた赤ちゃんは、へその緒を切って温かいところに移動しますが、子宮の中にはまだ胎盤が残っています。
分娩第III期
赤ちゃんが生まれてから、胎盤が排出されるまでを言います。
胎盤はお腹をマッサージしながら排出しますが、その時間は20分程度です。
胎盤の娩出に伴う痛みは軽度です。